今日は、
心に残るお話に出会ったことを、ここにとどめておきます。。。。
取引先の社長ご夫妻には、長女、長男、次男のお子さんが3人。
真ん中の息子さんは、中学時代フランスにサッカー留学するほどのスポーツ少年。
ある日、お友達のところへ泊りに行くといって出かけ、事故でこの世を去られたのです。
15歳のときです。
お通夜の晩に、お父さんの寝室に蝉が迷い込み、一晩中鳴いては飛びまわっていたそうです。
夜明けごろ、寝ているお父さんのふところにとまったので、そのまま窓から逃がしてやったそうです。
「きっと、お兄ちゃんが挨拶しにきたのだ」と話していたそうです。
それから8年。。。。。
今年、下の息子さんが大学生になりアメリカへ留学することになりました。
家族みんなで、お兄ちゃんのお墓参りに報告に出かけたそうです。
そこで、一匹の蝉がお母さんのスカートのすそに。
「きっと、お兄ちゃんが、大丈夫と言ってくれているんだ」と。
その息子さんが、最近まで友達の家に泊まることはなかったそうですが、
先日初めて、「泊ってきていい?」と聞かれたとか。
もちろん送り出したそうですが、息子さんは「大丈夫だから」と。
黙っていても、ちゃんとお母さんの気持ちを感じつつ、着実に成長しているのですね。
昨日はお父さんの還暦のお祝いでした。
社員さんたちが60本の紅いバラの花束をプレゼントされていました。
そして昨日は朝に、ニューヨークの息子さんから国際電話で
「おめでとう」のお祝いがあったとか。
本当に仲の良い、素敵なご家族です。
お兄ちゃんが、いろんな意味で守ってくれているように、
私には感じられます。
私自身、このような出会いができたことに感謝しています。
ちなみにお兄ちゃんと我が家の息子は同い年です。
これもご縁なのかと感じています。
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