美味しい匂い
ミミは嗅覚が衰えているので、匂いは分からないようなのですが、
カンタロウは鼻がよく利きます。
台所の隅っこでツナ缶をパコン!と開けたら、音と同時に
匂いに気づき、ぐっすり寝ていても必至でやってきます。
(もちろん、やりませんが。)
そういえば、440グラムしかない仔猫のとき、
怪我をして我が家にやってきたカンタロウ。
3日間何も食べず、水を口に含ませるだけでした。
「ここで看取ってやることになるのか。。」と
考えつつ眺めていたのですが、三日目の朝、
試しに煮干しを持って行ってみたら、2メートルくらい手前に
来た時点で、上半身を起こして、鼻をひくひくさせ、食べたそうにしたのでした。
煮干しは良くなかったのでしょうけれど、
与えたら必至でかじりついていました。
(今にして思えば、仔猫に無謀な食事を与えたものです。)
それから慌てて獣医さんへ飛んで行ってからの縁なのですが、
その当時から、カンタロウの嗅覚には驚きっぱなし。
今も同じく、魚料理のとき、鍋もののとき、ちりめんじゃこのあるとき、
太鼓焼き(今川焼き。関西では御座候。)をチンしたとき、
寝ていてもぱっと起きて鼻ひくひくです。(^^;
与えないように努力はしていますが、爪楊枝の先ほどもやれば、
結構納得するので、ちょっとだけは。。。(^^;
美味しいのかついた匂いを取るためか、舌をぺろぺろしているのを
見ていると、こっちまで「ごちそうさま」の気分になれます。
(↑決して吠えているのではなく、ごちそうさまの口です。(^^;)
腎不全で死にかけたときには、匂いどころか何も口にしたくない様子
だっただけに、今の「くんくん」を見るにつけ、不思議な気分です。
人間も同じですね。
食欲がないときにはとことん見たくもなくなりますが、
元気になると、いい匂いに惹かれます。
「美味しい」と思えることの有難さ。。。
こんな話をしていて、
「涙とともにパンを食べたものにしか、人生の味はわからない」
というゲーテの言葉を思い出しました。
猫たちには泣いている暇もないのでしょう。
ただ生きることが目の前にあるだけなのですから。
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コメント
あはは、魚の匂い、我が家の美美ちゃんも一緒です。夕食の用意をしていると、どこからともなくやってきて、くんくんくん。そして、クレクレコール。そんなところもかわいくて、私もついつい”ちょっとだけよ”とやってしまいます。
投稿: マサエ。 | 2008.11.08 10:52
こんにちわ!
カンタロウくん、美味しいんだよね、
蘭丸も、よく、
ソフットの、物に、ペロペ、ですワァ、(゚ー゚)
鼻が、効くのは、いいね、
これから、寒くなるから、外猫ちゃんは、しんどいね、
動物の勘を使うて、優しい人にスリスリして、いい縁、
つかむんだよ、悪い人は、逃げてよ。
投稿: ねこ。 | 2008.11.08 15:32
ネコちゃん達のかわいい姿を見ると心がニッコリとなりますね。
ほんとすごいなぁ、動物のパワーって。
カンタロウちゃん達のかわいい姿、楽しみにしています☆
投稿: パピプペポ | 2008.11.10 15:19
★まさえ。さん
美美ちゃんもですか?
食べているそばから、くれくれコールされると、
ついついやってしまいますよねぇ。
特に、あの目でやられます。(^^;
シマちゃんは、どうなんでしょう?
★ねこ。さん
ほんとうに、外の猫さんは今日あたり震えあがっているかもしれませんね。。。辛い季節でしょう。
散歩は毎日ではないので、あの猫さんたち、どうしているか、気になっています。。。
★パピプペポさん
本当に、動物のパワーには感心するばかりですよね。
何があっても生きようという姿勢には、脱帽します。
カンタロウの動きは限られていて、写真はいつも同じパターンですが、ミミも含めて、また見て下さいね。
おまちしています。(^^)
投稿: pixydust | 2008.11.10 18:01