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2007.04.09

鈍感力と敏感力

桜も満開をちょっと過ぎたようですが、みなさんのところではいかがですか?
先週末は行楽客で電車は満員のようでした。

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日本という国土は長細いので、桜前線も北上しながら各地で色々な思い出の背景になっているんですね。北海道にいるころは、「お花見遠足」というのがあって、大体5月ごろだったように記憶しています。新しい学期が始まって少しして、いわゆる春の遠足ですね。関西では丁度入学式の頃にきれいに咲いて、チューリップと一緒に背景になることも多いです。

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だから桜を見ると、まるでその当時の背景が準備されるようで、次々に思い出の場面が蘇ります。この10年ほどは桜の時期というと仕事が一番忙しい時期だったので、いつも電車の中からのお花見で終っていました。今年は桜の写真を撮りにいけるくらいの時間ができている自分に、なんだか嬉しい気分でした。

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そんな節目の時期、様々な出会いと別れのシーンに出くわします。
最近流行りの言葉に「鈍感力」というのがありますが、よく分からなくてネットで調べてみました。作家の渡辺淳一さんでしたっけ?のエッセータイトルなんですね。渡辺さん流の表現なのでしょうが、これはつまり「大目に見る」というニュアンスで「許す」とか「受け容れる」とか、そういう意味で使われているのかな、という印象を受けました。

いえ、どうしてこの言葉を思い浮かべたかというと、反対の「敏感さ」について考えることがあったからで・・。

人との会話などで、表情や声、姿勢などをよく見ながら気遣うことは、接客の仕事をしているととても重要な要素になります。要は人の心へのアンテナですね。それらのセンスって、あればあるほど細やかなサービスが可能になるし、ビジネスだと先手必勝にもつながります。友人関係でも、やさしい心遣いができる人になれるでしょうね。
私はそんな仕事をしていながらかなり鈍感なところがあり、失敗することが多々あります。その原因はと考えると、鈍感というよりむしろ「甘え」なのではないかと。信頼を超えた「甘え」は、相手に対する敏感力を低くし、鈍感力ではなく本物の鈍感にしてしまう。

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敏感でいることと鈍感でいること、それらをうまく出したり引っ込めたりできるアンテナの自在性があるといいですね。「敏感力+鈍感力=柔軟力」・・って言えないでしょうか? 「透過性調整力」という言葉がありますが、それにちょっと近いかもしれません。 ちなみに、「敏感力」も「鈍感力」も「柔軟力」も結局「愛」ってことか~・・などと一人で勝手に納得しながら、そんなそれぞれの力を持っていたいな、と思う桜の頃でございます。(^^;

ところでネコさんは鈍感派?敏感派?
うーん、自分自身の居心地には超敏感、人に合わせることには超鈍感・・?(^^;

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コメント

私には難しい表現もありますが興味深く読ませていただきました。
この週末に気付いたことを私は思い出さずにはいられませんでした。

人の性格についても、
両極端な一面も、結局のところ、同じ自分を表しているだけであり、
相手や場面によって、長所とも短所ともなり得る。
それをナチュラルに使い分け?出来る人、それが柔軟性がある人といえるのではないか。。
柔軟性・・私の目指したいところです。

ネコさんについての表現、面白いです^^
イヌにすると、自分自身の居心地も人に合わせることも、敏感派なのかな・・・そうだとしたらイヌは柔軟性ないな。。^^;

投稿: 涼 | 2007.04.09 13:12

「お花見遠足」はいい言葉ですね。
特に北国に住む人たちにふさわしい呼び方の気がします。

人の能力のひとつを表してる言葉なんですね。
ひとつの言葉でも人それぞれに受け取り方、考え方があるんやなぁと・・・・思いました。

投稿: beso | 2007.04.09 14:33

こんばんは。
 偶然、わたしこの本読んでいるところです。タイトルに惹かれ買ってしまった本です。作者渡辺さんは、最後にこう記してありました。
「鋭いとかシャープであることだけが才能ではありません。それ以上に、些細なことで揺るがない鈍さこそ、生きていくうえでもっとも大切で、基本になる才能です。そして、この鈍感力があってこそ、鋭さやナイーブさも、本当の才能となって輝きだすのです。」
pixydustさんのおっしゃる柔軟力=愛なのですね。私も今、年老いていく母と向かい合っての毎日、心が揺れて苦しい・・・鈍感力が必要と思ったことでした。

投稿: みい | 2007.04.10 23:07

こんばんは!
1枚目の写真、素敵です。見た瞬間、敏感にそう感じましたが、2日も前に見ることもできたのにという鈍感ぶりも発揮しています。それにしても黄色い花が鮮やかですね。

「透過性調整力」という言葉を初めて知りました。交流分析で使われる言葉なんですかね。その昔、交流分析の本は読んでいたんですけどね、知らなかったな。また読んでみたくなったな、心理学の本を。

投稿: Rhyme(らいむ) | 2007.04.11 21:45

★お涼さん
ワンコには柔軟性ありますよ。(^^)
飼い主さんのために一生懸命考えます。そして飼い主さんのライフスタイルに合わせてくれます。怒りはあっという間に忘れ、喜びは身体全体で現します。愛を求めるワンコ、かわいいですよねぇ・・。私はワンコも大好きですよ。(^^)

★besoさん
花見遠足、炊事遠足っていうのもありましたよ。飯盒炊爨のことですが、いつも行くところが決まっていて、メニューはジンギスカンです。北海道の定番かな・・。(^^)
そう、柔軟性のある心と身体は、しなやかでいいですよねぇ・・。

★みいさん
鈍感力、読んでいらっしゃるのですね!
私は内容を知らないのですが、ご紹介いただいてなるほど、と思いました。鈍感力とは、つまり強さでもあるのですね。本当に強い木は柔軟で折れない・・まるで柳のように。私の中で結びつきました。(^^)
お母さまとの日々、直接的にも、心の中でも、矛盾や葛藤がたくさんあるのでは・・とも想像していますが、その中で愛を注がれる みいさんは、まさしく柳のような強さの持ち主ですね。(^^)

★らいむさん
ご自身のページでも取り上げていただき、恐縮至極、光栄の至りでございます。(^^; 
一枚目の黄色い花は、実はプランターに植えられているのですが、そこのところをカットしました。森の中みたいな雰囲気になったかな・・と自己満足でした。ありがとうございます。
透過性調整力・・・自分だけ納得する言葉を書いたかなぁ・・と反省していましたが、らいむさんは交流分析の用語だということがお分かりになったのですね。今、公私ともにTAに浸る時間が多くなっています。
心の中の五人の家族が、お互いにその役割分担をファジーに、そして適確にできるコンダクターのような力とでも言うのでしょうか。
心理の本、また読まれたら教えてください。私は積読でなかなか進みません。(^^;

投稿: pixydust | 2007.04.13 12:43

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