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2006年4月

2006.04.30

夏みかん

夏みかんといえば、昔は「すっぱい、すーっぱい」と言いながら、結構おやつに登場していました。時には身を全部出して、ちょっとお砂糖を加えて、潰して食べることもありました。懐かしい味です。

夏みかん・・本当はナツダイダイと呼ばれるもので、江戸時代中期に山口県仙崎町大日比の海岸で、村の娘お蝶が、流れ着いた珍しい果実を拾って、その種子を宅地に撒き付けたのがその起源とされているとか・・。
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写真の「夏柑糖」は「老松」という京都のお菓子やさんのもので、私には母との想い出と重なるお菓子です。夏みかんをきれいに洗い、皮を傷つけないように切り口から竹べらを介添えにして中の小袋を一つ一つ丁寧に指で取り出し、その果汁と寒天をまぜて流し込んだものです。昔からの酸味の多い夏みかんを使っているので、そのさわやかな酸味と、ほんのりとした甘み、ひんやりした食感が、初夏への予告編です。私にとって連休真っ只中のシンボルともいえるツツジも、庭で咲き出しました。060403b

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2006.04.28

トロッコ列車

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4月始めのことですが、京都嵯峨野のトロッコ列車に乗りました。保津侠下りの船と手を振って挨拶し、観光気分を満喫しました。私たちは往復列車に乗ったのですが、多くの人は、嵯峨野駅から保津侠までトロッコ列車に乗り、その後終点からバスで船乗り場まで移動して保津峡下りの船に乗っていました。060428c

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折り返してから、嵯峨野駅の一つ手前の嵐山で降り、徒歩で竹林や野々宮神社、天竜寺へと散策をして、嵐電に乗って北野天満宮へ移動しました。トロッコ列車から見た嵐山は丁度お花見時期で、山が桜色になっていましたが、まだまだオープンカー状態の車両では風を受けるため、結構寒かったです。(普通の列車もあります。往復で乗ると、違う列車をアサインしてくれます。)
夏もいいでしょうね。060428e

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2006.04.21

猫のように

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姉のところの猫(白のペルシャ)は16歳半なのですが、先日突然目が見えなくなりました。
姉が泣きそうな声で電話してきて、動物の眼科専門医に連れていったら「眼底出血」をしているとかで、左は見えず、右は少しだけ見えるらしいということでした。腎臓と心臓がかなり弱っているらしく、この猫のために生きるといって5月には入院する予定の姉も、今は自分の身体のことどころではないという印象です。
でも、人間に比べて、猫や犬は強いですね。
姉の家に行ったら、頭を何度もぶつけながら見えない状態で学習し、壁に沿って歩くことを覚えていました。
我が家の身体障害猫も同じですが、わが身に起こっていることに関係なく、今をそれなりにしなやかに生きています。人間も、こんな風にしなやかに現実を受け容れられるといいのですが。
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2006.04.13

かもめ食堂

「かもめ食堂」 先週観た映画です。
小林聡美さん主演で、舞台は北欧ヘルシンキだったか・・。主人公はこの森の国で、おにぎりをメインにした食堂を開店しているのです。映画の中に出てくる小林さんの料理の手つきがきれいでした。上手いというより、きれい。普通の日常のようでいて、なんだかちょっと不思議な映画です。主人公の、というのか、それを演じた小林さんの魅力が心に残っています。あんな人でいたいなぁ・・と。
桜は、これも先週行った嵐山の桜です。きれいでした。060412

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2006.04.04

言葉より

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言葉より行動に注目すると、分かり難いことも見えてくる。・・って当たり前と言えばそうなんですが、結構「そうか」と気付くことも多いです。
カンタロウの昼寝には、真実がそのまんま。(^^)

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2006.04.01

卯月

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どんな小さな蕾でも 
凍える冬を越えれば ほら
春が来るたびに鮮やかな花が咲くのだから

・・友人が送ってくれたMDをデッキに入れ、最初にかかった曲。

友人はこのMDを聴きながら通勤して、元気になれたといって、手紙とともに私に送ってくれたのです。別に何の連絡をしたわけでもなく、ふとこうして送ってくれることが、私には大きな力となります。

小指の先の5ミリの傷でも気になって仕方ないように、心の隅っこの5ミリの擦り傷でも痛いです。でもそんなとき、こんなメッセージが届くと一度に吹き飛びます。

寒い弥生の末、桜の蕾に雪が降りましたが、今日から四月。
鮮やかに咲いてくれそうです。

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