夏みかん
夏みかんといえば、昔は「すっぱい、すーっぱい」と言いながら、結構おやつに登場していました。時には身を全部出して、ちょっとお砂糖を加えて、潰して食べることもありました。懐かしい味です。
夏みかん・・本当はナツダイダイと呼ばれるもので、江戸時代中期に山口県仙崎町大日比の海岸で、村の娘お蝶が、流れ着いた珍しい果実を拾って、その種子を宅地に撒き付けたのがその起源とされているとか・・。
写真の「夏柑糖」は「老松」という京都のお菓子やさんのもので、私には母との想い出と重なるお菓子です。夏みかんをきれいに洗い、皮を傷つけないように切り口から竹べらを介添えにして中の小袋を一つ一つ丁寧に指で取り出し、その果汁と寒天をまぜて流し込んだものです。昔からの酸味の多い夏みかんを使っているので、そのさわやかな酸味と、ほんのりとした甘み、ひんやりした食感が、初夏への予告編です。私にとって連休真っ只中のシンボルともいえるツツジも、庭で咲き出しました。
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