救命センターからの手紙
大変な地震。心よりお見舞い申し上げます。
阪神大震災の時、大阪にいたので、神戸ほどでは
ないのですが、やはり大変な揺れを体験しました。
震度6は、それは大変なことだったのだろう・・・
そう想像するのみです。
浜辺祐一さんという救急のドクターが書かれた本を
2冊読みました。「救命センターからの手紙」と
「こちら救命センター」です。
人の命について、少し粗っぽい口調ではあるのですが、
いつも同じ目の高さで患者さんに対している姿が伝わります。
また、医師だけあって、命の定義についても淡々と語ります。
生々しい現場の事例に、時には胸が熱くなり、時には
哀しくなりつつ読み進みました。
命について、人生について、
浜辺さんの本には、命の終る場所に
立ち会う仕事という現実を通して、
なまじな哲学書にはかなわないような
実感と説得力があるように思いました。
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